Japanese
English
症例報告
Eccrine angiomatous hamartomaの1例
A case of eccrine angiomatous hamartoma
岡田 玲奈
1
,
森 布衣子
1
,
木花 いづみ
1
Rena OKADA
1
,
Nuiko MORI
1
,
Izumi KONOHANA
1
1平塚市民病院皮膚科
1Division of Dermatology,Hiratsuka City Hospital,Hiratsuka,Japan
キーワード:
eccrine angiomatous hamartoma
,
エクリン母斑
Keyword:
eccrine angiomatous hamartoma
,
エクリン母斑
pp.923-925
発行日 2008年11月1日
Published Date 2008/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102142
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要約 9歳,女児.乳児期より臀裂横に小結節があり,違和感を感じるようになったため,受診した.初診時,常色,表面平滑,弾性硬,角状に突起する5mm大の小結節を認めた.圧痛があり,局所多汗は認めなかった.病理組織像では真皮中層から周囲皮膚より突起する形で,エクリン腺・汗管,大小の血管腔,末梢神経が混在しながら,周囲に膠原線維を伴い増加していた.上皮性・非上皮性成分より構成されるhamartomaであり,エクリン汗腺・汗管と血管の増生が主体であったため,eccrine angiomatous hamartomaと診断した.本症は四肢発生例が多く,自験例のような臀部にskin tag様の臨床像を呈する症例は稀である.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.