特集 腰痛症 Up to date
腰痛の機序-仙腸関節に関して
黒澤 大輔
1
1JCHO仙台病院整形外科,日本仙腸関節・腰痛センター
キーワード:
仙腸関節(sacroiliac joint)
,
障害(disorder)
,
腰痛(low back pain)
,
殿部痛(buttock pain)
Keyword:
仙腸関節(sacroiliac joint)
,
障害(disorder)
,
腰痛(low back pain)
,
殿部痛(buttock pain)
pp.438-446
発行日 2026年5月19日
Published Date 2026/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000002554
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仙腸関節はわずかな可動性を有し,脊柱と股関節の間で荷重伝達および衝撃吸収装置として機能する。しかし,反復動作や不意の動作により関節面に微小な不適合が生じると,その機能が障害され,上後腸骨棘を中心とした腰殿部痛を呈する。診断には神経終末が豊富な後方靱帯領域へのブロックが関節腔内ブロックより有用で,優先して行われる。歩行障害や座位保持困難といった荷重障害を伴い,日常生活や就労が困難な重症例では,仙腸関節固定術を検討する必要がある。

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