特集 医療関係者が知っておきたいロコモ・サルコペニア・フレイル
ロコモティブシンドロームの予防と介入
石橋 英明
1
1伊奈病院副院長/整形外科科長
キーワード:
ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)
,
予防(prevention)
,
介入(intervention)
,
ロコモーショントレーニング(locomotion training)
,
ロコモ度(locomotive syndrome stage)
Keyword:
ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)
,
予防(prevention)
,
介入(intervention)
,
ロコモーショントレーニング(locomotion training)
,
ロコモ度(locomotive syndrome stage)
pp.1153-1158
発行日 2025年11月19日
Published Date 2025/11/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000002361
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ロコモティブシンドローム(以下,ロコモ)は,運動器の障害により,立つ,歩くといった移動機能が低下した状態と定義され,進行すると要介護になるリスクが高い状態とされている。高齢化が進むわが国において,健康寿命の延伸や自立高齢者の増加,介護予防は持続可能な社会とするための重要なテーマである。なかでもロコモは体の動きに直結するため,高齢期の自立に大きく影響する。従って,わが国において,ロコモ対策,すなわちロコモの発症と重症化を予防すること,そのための介入を効果的・継続的・広範に進めることが不可欠である。本稿では,ロコモの予防と介入の具体策と展望について解説する。

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