連載 おもしろ 医人 ヒストリー
(第37回)
「単純X線像で診断できる骨端線損傷:Tillaux骨折」
小橋 由紋子
1
1日本大学病院放射線科
pp.852-853
発行日 2025年8月19日
Published Date 2025/8/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000002255
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23年ほど前の骨軟部セミナーのフィルムリーディングセッションで足関節単純X線像だけが提示された症例があった。その当時はフィルムをシャーカステンに貼ってそれを会場で眺めるような形式であった。実に懐かしい。私はこのとき,Salter-Harris分類のⅢ型だなーと思ったが,Tillaux fractureという名前は出てこなかった。勉強不足だったなぁ……というか教えてもらうまで読み方すらわからなかった。
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