特集 橈骨遠位端骨折の最前線−治療の極意を教えます−
橈骨遠位端骨折 鏡視下整復法の極意
安部 幸雄
1
1済生会下関総合病院整形外科
キーワード:
橈骨遠位端骨折(distal radius fracture;DRF)
,
鏡視下手術(arthroscopic surgery)
,
手関節鏡(wrist arthroscopy)
Keyword:
橈骨遠位端骨折(distal radius fracture;DRF)
,
鏡視下手術(arthroscopic surgery)
,
手関節鏡(wrist arthroscopy)
pp.569-578
発行日 2025年6月19日
Published Date 2025/6/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000002195
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橈骨遠位端骨折は関節内・関節周辺骨折であり,その予後はアライメントに加え関節内骨片の整復,関節内軟部組織の損傷状態にも左右される。鏡視下手術は低侵襲でこれらの問題を解決できる最良の方法である。掌側ロッキングプレート固定の際に,手関節鏡を効果的に導入する方法として筆者らの開発した鏡視下整復法(PART法)について述べた。本手技を円滑に行えれば,さまざまな利点が得られ欠点はほぼないに等しい。

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