特集 腰椎椎間板 椎体終板変性(MODIC)の病態生理と治療
Ⅳ.侵襲的治療
Modic type 2 changeを有する慢性腰痛の現役力士に対する全内視鏡下椎間板内洗浄術の経験
小島 敦
1
,
岡野 達正
2
1船橋整形外科病院脊椎・脊髄センター
2岡野整形外科
キーワード:
Modic変化(Modic change)
,
全内視鏡下脊椎手術(full endoscopic spine surgery;FESS)
Keyword:
Modic変化(Modic change)
,
全内視鏡下脊椎手術(full endoscopic spine surgery;FESS)
pp.501-506
発行日 2025年5月19日
Published Date 2025/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000002179
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力士は特異な運動負荷と生活習慣により腰痛を訴えることが多い。トップアスリートとして慢性腰痛は死活問題であり,その治療方針の選択は重要である。特に保存治療抵抗性の椎間板障害では固定術を余儀なくされることも多い。本稿では,Modic変化を有する慢性腰痛に苦しむ現役力士に対して,全内視鏡下椎間板内洗浄術を施行し,良好な経過を辿った症例を経験したので,Modic変化の病態生理と治療戦略について考察する。

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