特集 腰椎椎間板 椎体終板変性（MODIC）の病態生理と治療
Ⅱ．疫学
高齢者腰椎変性側弯症における椎体終板骨髄浮腫と腰痛
山田 清貴
1
,
中前 稔生
2
,
中西 一義
3
,
亀井 直輔
4
,
橋本 貴士
1
,
宇治郷 諭
5
,
西川 公一郎
1
,
天野 純子
1
,
安達 伸生
2
,
藤本 吉範
1
1アマノ病院脊椎センター
2広島大学大学院医系科学研究科整形外科学
3日本大学医学部整形外科学系整形外科学分野
4宮崎大学医学部整形外科
5東広島医療センター整形外科
キーワード：
腰椎変性側弯症（degenerative lumbar scoliosis）
,
腰痛（low back pain）
,
骨髄浮腫（bone marrow edema）
,
高齢者（elderly）
Keyword:
腰椎変性側弯症（degenerative lumbar scoliosis）
,
腰痛（low back pain）
,
骨髄浮腫（bone marrow edema）
,
高齢者（elderly）
pp.461-468
発行日 2025年5月19日
Published Date 2025/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000002174
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高齢者腰椎変性側弯症ではMRI上の椎体終板骨髄浮腫が腰痛の出現に強く関連している。MRI T2脂肪抑制像は変性の強い高齢者でも簡便に骨髄浮腫の評価を行うことが可能であり，椎体終板変性のスクリーニングや局在診断として有用である。障害高位診断は画像所見だけではなく腰椎圧迫テストなどの理学所見や椎間板ブロックなどの所見が一致する必要がある。
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