特集 遠位脛腓靱帯損傷の病態と治療
複合靱帯損傷を伴った遠位脛腓靱帯損傷の治療
嶋 洋明
1
1大阪医科薬科大学医学部整形外科学教室
キーワード:
遠位脛腓靱帯(distal tibiofibular syndesmosis)
,
複合靱帯損傷(combined ligament injury)
,
足関節不安定性(ankle instability)
Keyword:
遠位脛腓靱帯(distal tibiofibular syndesmosis)
,
複合靱帯損傷(combined ligament injury)
,
足関節不安定性(ankle instability)
pp.67-73
発行日 2025年1月19日
Published Date 2025/1/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000002031
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遠位脛腓靱帯損傷は足関節果部骨折や足関節内・外側靱帯損傷を伴うことが少なくない。前下脛腓靱帯単独損傷では脛腓間は開大しないが,足関節内・外側靱帯損傷を合併すると脛腓関節と足関節の不安定性が有意に増大する。特にスポーツ選手では競技復帰に時間を要するため,早期に診断し治療することが重要である。手術療法は,損傷靱帯を直視下もしくは鏡視下に同時に修復することで良好な成績が期待できる。
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