特集 人工股関節置換術のエキスパートを目指そう
〔各論Ⅰ 人工股関節置換術における体位,アプローチとインプラントなどの選択〕
通常手術台での仰臥位前方進入法による人工股関節置換術
老沼 和弘
1
1船橋整形外科病院人工関節センター
キーワード:
前方進入法(direct anterior approach)
,
通常手術台(standard surgical table)
,
カラー付きフルHAステム(collared fully hydroxyapatite-coated stem)
Keyword:
前方進入法(direct anterior approach)
,
通常手術台(standard surgical table)
,
カラー付きフルHAステム(collared fully hydroxyapatite-coated stem)
pp.1126-1133
発行日 2024年11月19日
Published Date 2024/11/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001966
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当院では,通常手術台での仰臥位前方進入法を2004年より導入し,これまでに再置換術を含めると15,000関節に施行してきた。前方進入法の本質は,術中に適切な肢位を調整し保持することにあり,これを達成できる手術台であれば,その種類は枝葉末節の問題と思われる。Collared full HAステムは前方からの優れた手術操作性と初期固定力を兼ね備えたステムであり,前方進入法には適切なステムと考えられる。
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