Japanese
English
誌上シンポジウム THAのアプローチ
仰臥位前方進入法の基本手術手技
Basic Procedure of Direct Anterior Approach for Total Hip Arthroplasty
老沼 和弘
1
Kazuhiro OINUMA
1
1船橋整形外科病院人工関節センター
1Funabashi Orthopaedic Hospital, Joint Replacement Center
キーワード:
前方進入法
,
direct anterior approach
,
仰臥位
,
supine position
,
最小侵襲手術
,
minimally invasive surgery
Keyword:
前方進入法
,
direct anterior approach
,
仰臥位
,
supine position
,
最小侵襲手術
,
minimally invasive surgery
pp.795-800
発行日 2016年9月25日
Published Date 2016/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200619
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前方進入法は,後方進入法より股関節機能の回復が早いとされる唯一の最小侵襲手術であり,現在でも,世界各国で広がりつつある.手技的には,大腿神経に接近する臼蓋前壁へのレトラクター挿入に注意すること,股関節包内下方の血管処理を忘れないこと,カップやステムの過前捻設置に注意することなどが重要である.さらに,この進入法の導入時には,やせ形の女性で,軽度の臼蓋形成不全を有する,可動域のよい症例を選択することが大切である.特に,前方からの挿入には,扁平楔状型のステムが適している.
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