特集 生物学的関節再建の現況と展望
上肢に対する3次元骨切りの理論と実際
米田 英正
1
,
山本 美知郎
1
1名古屋大学大学院医学系研究科人間拡張・手の外科学
キーワード:
楔状開大型・閉鎖型骨切り術(open or closed wedge osteotomy)
,
上肢骨折変形治癒(fracture malunion of the upper extremity)
,
2次元・3次元骨切り術(2-dimensional or 3-dimensional osteotomy)
Keyword:
楔状開大型・閉鎖型骨切り術(open or closed wedge osteotomy)
,
上肢骨折変形治癒(fracture malunion of the upper extremity)
,
2次元・3次元骨切り術(2-dimensional or 3-dimensional osteotomy)
pp.1029-1037
発行日 2024年10月19日
Published Date 2024/10/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001906
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上肢の骨切り術では,冠状面・矢状面・横断面のうちの1面だけ矯正する2次元骨切りと3面の複数を矯正する3次元骨切り術があり,矯正の目的に応じて使い分けられている。本稿では,複雑で理解が困難な3次元骨切りの理論について述べるとともに,比較的遭遇頻度の高い上腕骨顆上骨折,橈骨遠位端骨折,指節骨骨折の矯正骨切り術と前腕の骨長調整のための骨切り術の術式について紹介する。
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