特集 整形外科領域における医療安全最前線
各論
整形外科医がかかわる院内転倒・転落の予防対策
内山 勝文
1,2
,
箱田 美知恵
2
,
荒井 有美
2
,
福島 健介
3
,
大橋 慶久
3
,
高平 尚伸
4
,
髙相 晶士
3
1北里大学医学部医学教育研究開発センター医療安全・管理学研究部門
2北里大学病院医療安全推進室
3北里大学医学部整形外科学
4北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科
キーワード:
転倒(fall)
,
院内(in-hospital)
,
整形外科医(orthopedic surgeon)
Keyword:
転倒(fall)
,
院内(in-hospital)
,
整形外科医(orthopedic surgeon)
pp.204-210
発行日 2024年2月19日
Published Date 2024/2/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001673
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入院患者の転倒・転落はインシデント報告される事象の1つであり,骨折,頭部外傷など患者に重大な影響を及ぼす場合もある。院内で発生する転倒・転落を防止するには,現状を把握し,要因を分析し対策を立てる必要がある。外傷の受傷機転の把握,患者の日常生活動作(activities of daily living;ADL)などから考えられる予防策のアイデア,リハビリテーションの方法など,多岐にわたって熟知しているのは整形外科医であり,医学的観点からのアプローチができる整形外科医が,院内の転倒・転落予防対策に関与することが重要である。
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