特集 腱板断裂治療のエキスパートを目指そう
一次修復不能な腱板断裂に対するRSA
前迫 真吾
1
,
谷口 昇
1
1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科整形外科学
キーワード:
腱板断裂性関節症(cuff tear arthropathy;CTA)
,
リバース型人工肩関節置換術(reverse shoulder arthroplasty;RSA)
,
腱板修復(rotator cuff repair)
Keyword:
腱板断裂性関節症(cuff tear arthropathy;CTA)
,
リバース型人工肩関節置換術(reverse shoulder arthroplasty;RSA)
,
腱板修復(rotator cuff repair)
pp.1265-1272
発行日 2022年11月19日
Published Date 2022/11/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001203
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
リバース型人工肩関節置換術(reverse shoulder arthroplasty;RSA)は2014年にわが国に導入されたが,2020年度の日本人工関節学会レジストリーにおいては3,237件の登録がみられ,急速に普及が進んでいる。腱板がなくとも自動挙上を可能とする利点がある一方で,外旋機能の再獲得は困難とされる。筆者らは,残存腱板を用いた可及的な腱板修復術を加えることにより,さらなる機能回復を目指している。本稿では,当教室で行っている術式について,合併症予防の工夫も含めて概説する。
Copyright © 2022, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.