特集 腱板断裂治療のエキスパートを目指そう
一次修復困難な腱板断裂に対する鏡視下肩上方関節包再建術
長谷川 彰彦
1
1大阪医科薬科大学整形外科学教室
キーワード:
肩上方関節包再建術(superior capsular reconstruction)
,
一次修復困難な腱板断裂(irreparable rotator cuff tear)
,
自家大腿筋膜グラフト(autologous fascia lata graft)
Keyword:
肩上方関節包再建術(superior capsular reconstruction)
,
一次修復困難な腱板断裂(irreparable rotator cuff tear)
,
自家大腿筋膜グラフト(autologous fascia lata graft)
pp.1253-1264
発行日 2022年11月19日
Published Date 2022/11/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001202
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筆者らは,一次修復困難な腱板断裂に対してMihataが考案した肩上方関節包再建術を行っている(図1)。本術式ではグラフトの治癒が治療成績に影響を及ぼすため,肩関節鏡手技に加えて,大腿筋膜グラフトの出来が治療成績に大きく影響する)。本稿では,肩関節鏡下の手技から大腿筋膜グラフト作製に至るまで,本術式のコツとピットフォールを紹介しながら,筆者らの手術法について述べる。
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