特集 運動器慢性疼痛の病態と治療
腰痛症に対する「痛みの多層モデル」を踏まえた治療戦略
松平 浩
1,4
,
笠原 諭
2
,
陣内 裕成
3
,
遠藤 敦士
4
,
大堀 靖夫
4
1東京大学医学部附属病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座
2東京大学医学部附属病院麻酔科・痛みセンター
3日本医科大学医学部衛生学公衆衛生学
4参宮橋脊椎外科病院
キーワード:
非特異的腰痛(non-specific low back pain)
,
痛覚変調性疼痛(nociplastic pain)
,
運動療法(exercise therapy)
,
認知行動療法(cognitive behavioral therapy)
Keyword:
非特異的腰痛(non-specific low back pain)
,
痛覚変調性疼痛(nociplastic pain)
,
運動療法(exercise therapy)
,
認知行動療法(cognitive behavioral therapy)
pp.750-761
発行日 2022年7月19日
Published Date 2022/7/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001059
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腰痛症に対する最適な治療戦略は,疼痛メカニズムなどの患者状態に応じた運動療法と薬物療法のコンビネーションを基軸とし,患者教育と認知行動療法を加味した合理的な集学的治療の提供であり,その目的は,腰痛に対する自己効力感と自己管理能力を高めることにある。
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