特集 発育性股関節形成不全の基礎と臨床
DDHの画像診断
山田 和希
1
,
鉄永 智紀
2
,
赤澤 啓史
3
,
遠藤 裕介
4
,
三谷 茂
4
,
尾嵜 敏文
5
1岡山大学学術研究院医歯薬学域運動器医療材料開発講座
2岡山大学病院整形外科
3旭川荘療育・医療センター
4川崎医科大学附属病院骨・関節整形外科学
5岡山大学学術研究院医歯薬学域生体機能再生・再建学講座(整形外科学)
キーワード:
単純X線像(plain radiograph)
,
関節造影(arthrography)
,
MRI(magnetic resonance image)
Keyword:
単純X線像(plain radiograph)
,
関節造影(arthrography)
,
MRI(magnetic resonance image)
pp.354-362
発行日 2022年4月19日
Published Date 2022/4/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000945
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発育性股関節形成不全(developmental dysplasia of the hip;DDH)の単純X線像による診断は,正確な両股関節正面像の撮影が重要である。各種補助線を用いて寛骨臼と大腿骨頭骨端核あるいは大腿骨近位骨幹端部との関係性により診断する。関節造影やMRIは軟部組織の評価が可能であり,保存療法後の評価や遺残性亜脱臼の治療方針を決める際に有用である。
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