特集 発育性股関節形成不全の基礎と臨床
DDHの超音波検査
髙橋 大介
1
,
清水 智弘
1
,
宮嵜 拓自
1
,
岩崎 倫政
1
1北海道大学大学院医学研究院整形外科学教室
キーワード:
発育性股関節形成不全(developmental dysplasia of the hip;DDH)
,
Graf法(Graf’s method)
Keyword:
発育性股関節形成不全(developmental dysplasia of the hip;DDH)
,
Graf法(Graf’s method)
pp.342-352
発行日 2022年4月19日
Published Date 2022/4/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000944
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発育性股関節形成不全(developmental dysplasia of the hip;DDH)の画像診断では超音波診断が最も有用である。近年の大規模研究により,処女歩行が開始される1歳以降に発見された「診断遅延症例」の増加が明らかとなり,乳児股関節脱臼検診において単純X線よりも診断精度の高い超音波検査(Graf法)の重要性が高まっている。本稿では,新生児期・乳児期の股関節の超音波解剖について述べた後に,Graf法について基本的手技から画像の読み方について概説する。
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