特集 大腿骨近位部骨折治療のエキスパートを目指そう
総論
適切な手術時期と周術期管理
萩野 浩
1
1鳥取大学医学部保健学科
キーワード:
大腿骨近位部骨折(hip fracture)
,
発生率(frequency)
,
術前入院期間(preoperative hospitalization period)
,
周術期管理(perioperative management)
,
整形老年科医(orthogeriatrician)
Keyword:
大腿骨近位部骨折(hip fracture)
,
発生率(frequency)
,
術前入院期間(preoperative hospitalization period)
,
周術期管理(perioperative management)
,
整形老年科医(orthogeriatrician)
pp.1121-1128
発行日 2021年11月19日
Published Date 2021/11/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000802
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わが国の大腿骨近位部骨折治療では術前入院期間が平均4日程度と長期間を要していて,欧米の実態と大きく異なる。その主たる要因は手術室の確保が困難なことである。また周術期管理では多職種連携,整形老年科医の治療への参加によって生命予後の改善,入院期間の短縮,費用対効果の改善が得られることが明らかになっている。
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