今月の臨床 がん遺伝子検査に基づく婦人科がん治療―最前線のレジメン選択法を理解する
遺伝子診断
がん遺伝子検査の種類と適切な時期
仲尾 岳大
1,2
,
原野 謙一
1,2
1国立がん研究センター東病院先端医療科
2国立がん研究センター東病院腫瘍内科
pp.310-315
発行日 2022年4月10日
Published Date 2022/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210610
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●近年,遺伝子検査はより身近となってきており,特定の治療薬の効果予測を目的としたコンパニオン診断が一般化されてきている.
●婦人科で一般化されている遺伝子検査に,BRCA1/2変異,HRD,MSI,NTRK融合遺伝子,遺伝子パネル検査がある.
●BRCA1/2変異,HRDは卵巣がん初回治療に関連し,MSI,NTRK融合遺伝子,遺伝子パネル検査は標準治療終了後または見込みに適応がある.
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