特集 日常よくある足疾患-保存治療を含めた治療法-
種子骨・過剰骨障害
野口 幸志
1
,
杉山 卓郎
1
,
大川 孝浩
1
1久留米大学医療センター整形外科・関節外科センター
キーワード:
種子骨(sesamoid bone)
,
過剰骨(supernumerary bone)
,
超音波画像診断(ultrasound imaging)
Keyword:
種子骨(sesamoid bone)
,
過剰骨(supernumerary bone)
,
超音波画像診断(ultrasound imaging)
pp.77-88
発行日 2021年1月19日
Published Date 2021/1/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000509
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日常診療において足部・足関節疾患の画像診断時に種子骨や過剰骨を認めることは多いが,その存在を知っていなければ剥離骨折と診断されることもある。多くは無症状であるが,外傷やoveruseを契機に発症し治療に難渋することも少なくない。治療を成功させるには正確な病態評価が必要であるが,近年急速に普及している超音波検査は骨片の動的評価やドプラモードで炎症(疼痛)部位を確認できるため治療方針を立てるうえで非常に有用である。
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