特集 外傷性肩関節前方不安定症の治療戦略
コリジョンアスリートの外傷性肩関節前方不安定症に対する治療戦略⑤ 肩関節脱臼に対する鏡視下Bankart修復術 open Bristow法併用法
田崎 篤
1,2,3
,
玉置 大恵
1
,
有本 竜也
1
,
北村 信人
1,2,3
1聖路加国際病院整形外科
2聖路加国際病院リハビリセンター
3聖路加国際病院スポーツ総合医療センター
キーワード:
外傷性肩関節不安定症(traumatic anterior instability of shoulder)
,
烏口突起移行術(coracoid transder)
,
バンカート修復術(Bankart repair)
Keyword:
外傷性肩関節不安定症(traumatic anterior instability of shoulder)
,
烏口突起移行術(coracoid transder)
,
バンカート修復術(Bankart repair)
pp.1101-1111
発行日 2020年10月19日
Published Date 2020/10/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000401
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衝突性スポーツ(コリジョンスポーツ)に生じる肩関節外傷性不安定症は軟部組織のみならず骨形態の破綻も高頻度で伴う。本術式は骨性病変や軟部組織修復を修復し,烏口突起移行術の利点を得るために考案した。術後成績とともに,手術手技の術後評価を行った。術後競技復帰2年フォローでは再脱臼率は1.3%であり,信頼できる術後結果が得られていた。一方,手術手技のばらつきが認められ,安定性が今後の課題である。
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