症例と治験
人工股関節全置換術における3DポーラスとHAコーティング・臼蓋コンポーネントの術後骨反応の比較
香川 桂
1
,
中村 琢哉
1
,
丸箸 兆延
1
,
橋本 典之
1
,
笹川 武史
1
,
舩木 清伸
1
,
相川 敬男
1
,
吉田 佳奈美
1
1富山県立中央病院整形外科
キーワード:
セメントレス臼蓋コンポーネント(cementless acetabular components)
,
SQRUM CUP
,
骨透亮像(radiolucent line)
,
間隙充填(gap filling)
,
骨伝導(osseointegration)
Keyword:
セメントレス臼蓋コンポーネント(cementless acetabular components)
,
SQRUM CUP
,
骨透亮像(radiolucent line)
,
間隙充填(gap filling)
,
骨伝導(osseointegration)
pp.890-895
発行日 2020年8月19日
Published Date 2020/8/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000360
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表面加工の異なる同一社製同一形状のカップを用いて人工股関節全置換術(total hip arthroplasty;THA)を施行した症例について,術後骨反応を比較検討した。術後2年以上の経過観察において,ハイドロキシアパタイト(hydoroxyapatite;HA)コーティングカップのほうが3Dポーラスカップよりもradiolucent lineの出現が少なく,また早期にgap fillingの完成を認め,骨伝導能に優れていた。両者の臨床成績に差はなかった。
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