症例と治験
大腿骨頚部骨折に対するTrilliance stemを用いたline-to-lineセメント手技の有用性
臼井 俊方
1
,
大橋 弘嗣
1
,
楊 裕健
1
,
渭川 徹秀
1
,
寺岡 貴徳
1
,
南 義人
1
,
上野 健太郎
1
1大阪府済生会中津病院整形外科
キーワード:
トリプルテーパーステム(triple taper stem)
,
ライン・トゥ・ラインセメント手技(line-to-line cementing technique)
,
大腿骨頚部骨折(femoral neck fracture)
Keyword:
トリプルテーパーステム(triple taper stem)
,
ライン・トゥ・ラインセメント手技(line-to-line cementing technique)
,
大腿骨頚部骨折(femoral neck fracture)
pp.340-344
発行日 2020年3月19日
Published Date 2020/3/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000173
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Triple taper polished cement stemであるtrilliance stemの大腿骨頚部骨折71関節に対する術後成績を調査した。Cement gradeやalignmentは良好であり,radiolucent lineの発生は認めず,subsidence量は平均0.2mmであった。術者の経験による差は認められず,triple taper polishedcement stemであることに加えてline-to-line cementing techniqueで手術を行ったことが,この好成績につながったと考えられる。Trilliance stemは手技が簡便で確実なステムであるといえる。
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