特集 臨床シナリオに基づく外来診療スキルアップ~こんな外来患者さん、先生ならどうしますか?
大動脈疾患 偽腔開存型の大動脈解離で血圧コントロール後に退院した患者
圷 宏一
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1川崎幸病院川崎大動脈センター 心臓血管外科・血管内科部門
キーワード:
血液化学分析
,
降圧剤
,
MRI
,
退院
,
大動脈瘤
,
X線CT
,
動脈瘤-解離性
,
大動脈置換術
,
ステントグラフト内挿術
,
偽腔(大動脈瘤)
Keyword:
Blood Chemical Analysis
,
Aortic Aneurysm
,
Antihypertensive Agents
,
Aneurysm, Dissecting
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Patient Discharge
,
Tomography, X-Ray Computed
pp.226-232
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2019007672
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急性大動脈解離(acute aortic dissection:AAD)は循環器救急における致死率の高い疾 患として臨床的にきわめて重要である。しかし,一口にAAD といってもその対応と 予後はStanford A 型(以下A 型)とB 型で,また偽腔開存型(以下,開存型)か血栓閉 塞型(以下,閉塞型)かで,著しく異なる。また,急性期と慢性期で問題となるイベン トも,その予後も異なる。
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