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責任冠動脈を追え!PCIエキスパートになるための25カ条(第3条) 患者リスク評価の心得 術前評価の重要性を識るべし
佐々木 航
1
,
森野 禎浩
1岩手医科大学 内科学講座循環器内科分野
キーワード:
冠動脈疾患
,
血液学的検査
,
心エコー図
,
腎機能検査
,
術前評価
,
病歴聴取
,
理学的検査
,
冠血管造影
,
リスク評価
,
経皮的冠状動脈インターベンション
Keyword:
Coronary Disease
,
Echocardiography
,
Kidney Function Tests
,
Hematologic Tests
,
Medical History Taking
,
Physical Examination
,
Coronary Angiography
,
Risk Assessment
,
Percutaneous Coronary Intervention
pp.396-400
発行日 2018年4月9日
Published Date 2018/4/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2018144928
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術前評価をおろそかにするなかれ。経皮的冠動脈インターベンション(percutaneous coronary intervention:PCI)の手技やデバイスは急速な発展を遂げ、若い循環器内科医が習得すべきことは多い。一方で、PCIの手技ばかりにとらわれ、術前評価を十分に行わずにPCIに臨む術者が多いように思われる。適切な術前評価により、PCIの成功率は上昇するし、格段に合併症も減らすことができる(図1)。本稿では、術前評価のポイントについて、解説していく。
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