特集 スポーツ医学の画像診断 競技復帰を目指して
疾患別解説 アキレス腱障害
篠原 靖司
1
,
熊井 司
1立命館大学 スポーツ健康科学部
キーワード:
X線診断
,
アキレス腱
,
腱損傷
,
MRI
,
スポーツ障害
,
X線CT
,
Doppler超音波診断
,
スポーツ復帰
Keyword:
Return to Sport
,
Achilles Tendon
,
Athletic Injuries
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Radiography
,
Tendon Injuries
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Ultrasonography, Doppler
pp.128-138
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2020011369
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アキレス腱障害はアキレス腱症(NIT),アキレス腱付着部症(IAT),踵骨後部滑液包炎(RB)の3つの病態が存在する。NITは腱実質部の変性が主病態となり,軟部組織の描出に優れる超音波やMRIが有用であり,IATおよびRBは骨病変が認められるため単純X線写真やCT撮影も併用し評価する。アスリートには主に保存治療が選択されることから,超音波が治療効果判定に有用であり,症候要因となる炎症の軽減が競技復帰の目安である。
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