特集 スポーツ医学の画像診断 競技復帰を目指して
疾患別解説 下肢疲労骨折
眞田 高起
1
1労働者健康安全機構関東労災病院 スポーツ整形外科
キーワード:
X線診断
,
下肢外傷
,
骨髄
,
骨折-疲労
,
骨膜
,
再発
,
MRI
,
術後管理
,
スポーツ障害
,
X線CT
,
リスク評価
,
スポーツ復帰
Keyword:
Return to Sport
,
Athletic Injuries
,
Bone Marrow
,
Leg Injuries
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Postoperative Care
,
Periosteum
,
Radiography
,
Recurrence
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Fractures, Stress
,
Risk Assessment
pp.114-126
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2020011368
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下肢疲労骨折は,骨破断強度を超えない範囲で繰り返される負荷によって引き起こされる骨障害で,運動量,活動量の多い若年者に発症する。疲労骨折は,保存治療により比較的容易に治癒するものもあれば,手術療法でも治癒が得られないばかりか,いったん治癒した後に再発を繰り返すことがある難治性病態まで多岐にわたるため,復帰予測を立てることが難しい疾患の1つである。画像検査は復帰予測や指標になりうるが,画像所見のみで判断はしばしば困難を伴う。臨床症状と治療内容,画像診断から総合的に判断するのが現状といえる。
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