特集 症候別画像診断プロトコル
病期診断および再発チェック 膵・胆道系悪性腫瘍[CT]
小坂 一斗
1
1金沢大学 大学院医薬保健学総合研究科放射線科学
キーワード:
腫瘍侵入性
,
膵臓腫瘍
,
胆管腫瘍
,
胆道腫瘍
,
Klatskin腫瘍
,
腹部CT
Keyword:
Biliary Tract Neoplasms
,
Bile Duct Neoplasms
,
Pancreatic Neoplasms
,
Neoplasm Invasiveness
,
Klatskin Tumor
pp.130-131
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2019184034
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膵癌では近年,画像診断による切除可能性分 類が示されるようになり,画像診断の役割が大 きくなっている。『膵癌診療ガイドライン(2016 年版)』では新たにCT画像の診断指針,膵癌の 局所進展度の評価方法が提示され,CT画像に 基づいて得られる解剖学的所見のみからなる切 除可能性分類が策定された1)。これらの評価基 準は動脈浸潤(上腸間膜動脈と腹腔動脈,固有 肝動脈)と静脈浸潤(門脈,上腸間膜静脈),そ して十二指腸下縁を越えるか,遠隔転移がある か,であり,これらの評価に造影dynamic CT は最も適したモダリティである1,2)。
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