特集 Q&Aでおさえるvascular imaging最重要ポイント
大動脈 炎症性動脈瘤と感染性動脈瘤の違いを教えてください
奥田 茂男
1
,
田村 全
,
中塚 誠之
,
陣崎 雅弘
1慶応義塾大学 医学部放射線診断科
キーワード:
IgG
,
高ガンマグロブリン血症
,
鑑別診断
,
大動脈疾患
,
X線CT
,
動脈瘤-感染性
,
肥大
,
血管周囲炎
,
病態生理
Keyword:
Aortic Diseases
,
Aneurysm, Infected
,
Diagnosis, Differential
,
Hypergammaglobulinemia
,
Hypertrophy
,
Immunoglobulin G
,
Tomography, X-Ray Computed
pp.286-288
発行日 2017年3月26日
Published Date 2017/3/26
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2017167688
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1.感染性動脈瘤は,感染により動脈壁が破壊された結果生じた動脈瘤である。一方,炎症性動脈瘤は動脈壁の著明な肥厚を特徴とし,感染,アテローム性動脈硬化,既知の血管炎などの背景を除外したうえで,原因を特定できない動脈瘤を指す2.IgG4動脈周囲炎は,これまで「炎症性動脈瘤」に含まれてきたが,新しい疾患概念として受け入れられつつある
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