特集 半月板損傷治療の最新情報
半月板損傷治療の現状と課題 半月板後根損傷の病態と治療
浅井 重博
1
,
土屋 明弘
1船橋整形外科病院 スポーツ医学・関節センター
キーワード:
生体力学的現象
,
局所解剖学
,
感度と特異度
,
骨壊死
,
膝関節
,
非ステロイド系抗炎症剤
,
拡散MRI
,
スーチャーアンカー
,
半月損傷
,
骨穿孔法
Keyword:
Tibial Meniscus Injuries
,
Anatomy, Regional
,
Anti-Inflammatory Agents, Non-Steroidal
,
Biomechanical Phenomena
,
Knee Joint
,
Osteonecrosis
,
Sensitivity and Specificity
,
Diffusion Magnetic Resonance Imaging
,
Suture Anchors
pp.266-272
発行日 2018年3月19日
Published Date 2018/3/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018156967
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半月板後根損傷は、半月板の後方脛骨付着部近くの損傷であり、半月板機能が著しく損なわれる。内側半月板後根損傷では、特徴的な臨床症状は少ないが、MRIではtruncation signやghost signといった所見や内側半月板のextrusionを伴うことが多い。年齢、活動性、症状により手術も選択され、適切な治療を行うべきである。また、約44%に膝関節骨壊死を合併し、内側半月板のextruison量の大きさが、骨壊死発生を予測することに役立つ可能性がある。
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