特集 人工股関節置換法 アプローチと最新の機器のトレンド
Anatomic stemの特徴・適応・成績
須藤 啓広
1
1三重大学 大学院医学系研究科運動器外科学・腫瘍集学治療学
キーワード:
治療成績
,
人工股関節
,
股関節置換術
Keyword:
Hip Prosthesis
,
Treatment Outcome
,
Arthroplasty, Replacement, Hip
pp.1135-1141
発行日 2017年11月19日
Published Date 2017/11/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018042395
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Anatomic stemの特徴と適応
Anatomic stemは,大腿骨髄腔の形状を解剖学 的に模したステムであり,三次元的に大腿骨近位 部で最大限のfit and fillが得られることが特徴で ある。ステムの近位・外側・後方部分に広い接触 面を有し,骨幹端部では後方に凸,骨幹部では前 方に凸の曲面があるため,左側用と右側用が用意 されている。 Khanujaら1)は,本ステムの適応となるbone typeについて言及していないが,大腿骨近位部で 強固に固定されて荷重伝達される必要があるた め,Kaneujiら2)が述べているようにosteoporotic boneには適応しないほうがよいと思われる。
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