発行日 2002年1月1日
Published Date 2002/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002130218
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Omniflex型microstructured stemを用いて人工股関節全置換術(THA)を施行した調査不能1例,死亡3例を除く24例25関節を対象とした.ソケットは全例microstructured cupを使用し,セメント固定1関節,その他はセメントレス固定であった.原疾患は全て変形性股関節症であった.ポリエチレンライナーの年摩耗量が多い症例では骨溶解が多く発生していた.骨溶解は近位部に6関節,遠位部にも2関節認められた.近位部の平滑なコーナーは,骨溶解の発生に関して不利であると考えられた.Distal tipに関しても,この周囲の骨溶解により簡単にその固定性が損なわれると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2002