特集 心不全診療 ~“で,結局どうする?”に効くガイドライン読解術~
治す15
急性非代償性心不全の治療戦略 ~シナリオに縛られない新戦略~
田村 匡史
1
,
白石 泰之
1
1慶應義塾大学医学部循環器内科
キーワード:
クリニカルシナリオ(CS)分類
,
うっ血
,
低灌流
,
早期の至適薬物治療(GDMT)導入
Keyword:
クリニカルシナリオ(CS)分類
,
うっ血
,
低灌流
,
早期の至適薬物治療(GDMT)導入
pp.90-94
発行日 2026年1月9日
Published Date 2026/1/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000002176
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急性非代償性心不全(ADHF)の治療戦略として,わが国では収縮期血圧に着目したクリニカルシナリオ分類による初期対応が行われてきた背景がある。一方で,その限界も臨床現場では指摘されており,近年は「うっ血」と「灌流」の血行動態的なバランスを的確に評価するという原点に帰着した感がある。さらに,心不全の非代償期~代償期まで一連の流れとして,急性期だけでなく,いわゆる退院後早期のvulnerable phaseを含めた中長期的な転帰を見据えた包括的な治療戦略が求められている。

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