特集 病理組織像からみる循環器疾患:診療のための道しるべ
診る12
心筋超微形態の重要性〜電子顕微鏡から読み解く心筋生検〜
金森 寛充
1
,
安田 和志
2
,
大倉 宏之
3
1岐阜大学医学部附属病院循環器内科
2あいち小児保健医療総合センター循環器科
3岐阜大学大学院医学系研究科循環器内科学
キーワード:
心筋生検
,
電子顕微鏡
,
心臓病理
,
空胞変性
,
二次性心筋症
Keyword:
心筋生検
,
電子顕微鏡
,
心臓病理
,
空胞変性
,
二次性心筋症
pp.990-998
発行日 2024年10月9日
Published Date 2024/10/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000001662
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心筋生検は,心筋組織を細胞レベルで病態を洞察できる特異的な方法である。はじめに光学顕微鏡(光顕)観察が行われるが,これのみでは得られない情報がある。電子顕微鏡(電顕)で微細構造を明らかにすることは,診断のみならず新しい病態の発見にも繋がる。本稿では,心筋生検における電顕の有用性と電顕が果たす役割について紹介する。
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