今月の主題 筋疾患
技術解説
筋生検―電子顕微鏡
若山 吉弘
1
Yoshihiro WAKAYAMA
1
1昭和大学藤が丘病院内科・神経
キーワード:
生検筋
,
電子顕微鏡
,
急速凍結・置換固定法
,
タンニン酸・グルタールアルデヒド固定法
Keyword:
生検筋
,
電子顕微鏡
,
急速凍結・置換固定法
,
タンニン酸・グルタールアルデヒド固定法
pp.509-514
発行日 2002年5月15日
Published Date 2002/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905100
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生検筋の電子顕微鏡(以下電顕)による検索は診断だけでなく病態解明に大切である.ポストゲノム時代を迎え電顕の各種応用を含めた利用はますます重要になると思われる.電顕試料作製に際しては試料の固定方法は,固定による人工産物との関係や,固定方法による微細構造の見え方の違いとも関連して大変重要である.本稿では電顕の試料作製技術,特に試料固定技術を中心に概説し,さらに一部の筋疾患の電顕所見についても説明した.
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