特集 身近に潜む心筋症を診る―進歩する診断と治療
[Chapter 2] 心筋症の診断に必要な検査
心筋症の診断における病理学的検査の役割
雨宮 妃
1
,
畠山 金太
1
1国立循環器病研究センター 病理部
キーワード:
心筋生検
,
特発性(原発性)心筋症
,
二次性心筋症
Keyword:
心筋生検
,
特発性(原発性)心筋症
,
二次性心筋症
pp.225-230
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_225
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★★★心筋症の診断における病理学的検査として,心内膜心筋生検(EMB)が普及している.
★★EMBの病理所見は非特異的所見が多いが,ほかの臓器の生検と同様に患者の治療や予後を左右する所見も含まれており,また合併症は1%前後と低い検査であるが,穿孔など重篤なものがある検査であるため,その所見は十分かつ慎重に評価されるべきである.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容
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