特集 LVADを理解し現状を知る
診る6
LVAD長期補助中に起こる心臓合併症~どう対処する?~
吉岡 大輔
1
1大阪大学大学院医学系研究科外科学講座心臓血管外科学
キーワード:
遠隔期合併症
,
大動脈弁閉鎖不全症
,
右心不全
,
不整脈
Keyword:
遠隔期合併症
,
大動脈弁閉鎖不全症
,
右心不全
,
不整脈
pp.254-259
発行日 2024年3月9日
Published Date 2024/3/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000001506
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左室補助人工心臓(LVAD)は重症心不全に対して非常に有効な治療であり,年々治療成績は改善してきている。心臓移植待機として使用されるbridge to transplantation(BTT)のほかにも,永久使用目的destination therapy(DT)としても使用されるようになり,LVAD補助期間は長期化傾向にある。LVAD装着により心不全症状の改善を含め,予後の改善が期待できるが,補助期間の長期化に伴いLVAD関連合併症も増加することを念頭に置いておく必要がある。本稿では,LVAD装着後遠隔期に起こるLVAD関連心臓合併症について解説する。
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