特集1 画像診断医に求められる認知症診断のminimum requirements−疾患修飾薬の到来を見越して−
[各論]
Alzheimer病の画像診断−典型例から非定型例まで−
小林 良太
1
,
森岡 大智
1
,
川勝 忍
2
1山形大学医学部 精神医学講座
2福島県立医科大学会津医療センター 精神医学講座
キーワード:
Alzheimer病(Alzheimer’s disease)
,
MRI(magnetic resonance imaging)
,
脳血流SPECT(brain perfusion single photon emission computed tomography)
Keyword:
Alzheimer病(Alzheimer’s disease)
,
MRI(magnetic resonance imaging)
,
脳血流SPECT(brain perfusion single photon emission computed tomography)
pp.895-906
発行日 2023年8月26日
Published Date 2023/8/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001376
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Alzheimer病(AD)は,最も一般的な神経変性疾患であるが,実は異質性をもっている。典型的には,記憶障害主体の症候であるが,非定型例としては,言語障害や,視覚性認知障害などが優位な症例として存在する。症候の違いは,脳画像所見にも反映され,画像診断医はADの異質性を理解したうえで診断にあたることが必要である。
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