特集1 画像診断医に求められる認知症診断のminimum requirements−疾患修飾薬の到来を見越して−
[総論]
核医学検査のポイント−認知症診療におけるSPECT,PETの役割−
今林 悦子
1
1量子科学技術研究開発機構 分子イメージング診断治療研究部(現所属:日本イーライリリー株式会社 研究開発・メディカルアフェアーズ統括本部)
キーワード:
Alzheimer病(Alzheimer’s disease;AD)
,
アミロイドPET(amyloid PET)
,
脳血流SPECT(brain perfusion SPECT)
Keyword:
Alzheimer病(Alzheimer’s disease;AD)
,
アミロイドPET(amyloid PET)
,
脳血流SPECT(brain perfusion SPECT)
pp.884-894
発行日 2023年8月26日
Published Date 2023/8/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001375
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現在承認が得られているAlzheimer病(AD)の疾患修飾薬は,いずれも抗アミロイド抗体である。現在のところアミロイドPETはまだ保険収載されていないものの,検査としては最重要と考え,アミロイドPETを中心に,今後重要性が高まると推測されるタウPETについても少し触れながら記載した。とはいえ,日常臨床では,保険収載されている利用可能な検査の重要性が高いので,脳血流SPECT,ドパミントランスポーターイメージングについても記述した。
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