特集2 直腸癌のMRIにレポートを付ける前に知っておくべきこと一段階上の内容を目指すなら
大腸癌の壁外非連続性癌進展病巣の病理診断
髙地 祐輔
1,2
,
池田 純一郎
2,3
,
岸本 充
1
1千葉大学大学院医学研究院 病態病理学
2千葉大学医学部附属病院 病理診断科・病理部
3千葉大学大学院医学研究院 診断病理学
キーワード:
リンパ節転移(lymph node metastasis)
,
リンパ節構造のない非連続性癌進展病巣(EX)
,
tumor nodule(ND)
Keyword:
リンパ節転移(lymph node metastasis)
,
リンパ節構造のない非連続性癌進展病巣(EX)
,
tumor nodule(ND)
pp.924-932
発行日 2022年8月26日
Published Date 2022/8/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001001
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大腸癌の手術検体では,ときに腸管壁外(固有筋層外)に原発巣とは非連続性に癌細胞の進展がみられることがあり,最新の『大腸癌取扱い規約(第9版)』では,①リンパ節転移巣,②脈管/神経侵襲病巣,③tumor nodule(ND)に分類される。本稿では,病理診断における大腸癌の壁外非連続性癌進展病巣の取り扱いを実際の症例とともに解説する。
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