Ⅲ COVID–19に対する放射線部の対応策 個人防護のパラダイムシフト−COVID–19の第2波に備える−・

2019年12月に中国湖北省武漢市から発生したCOVID–19はパンデミックを起こし，2020年7月23日のWHOの発表では1,500万件を超えるCOVID–19の症例が報告され，約62万人が死亡とされている。千葉県では緊急事態宣言により一度は減少した感染者も，6月後半〜7月前半にかけて増加傾向を示している。また，7月25日の時点で千葉市の累積発生数は200人を超え，県内で千葉市は船橋市とほぼ同率1位となっている。このような第2波が十分想定される状況下で，当院の対応や対策について簡略に紹介したい。