連載 特集アドバンストコース
『臨床画像』VOL.36,3月号特集 画像診断における脂肪の意味:存在からその意義まで
中村 優子
1
,
成田 圭吾
1
,
赤木 元紀
1
,
本田 有紀子
1
,
飯田 慎
1
,
粟井 和夫
1
1広島大学大学院医系科学研究科 放射線診断学研究室
pp.831-834
発行日 2020年7月26日
Published Date 2020/7/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000328
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脂肪の存在は画像診断の鍵になる。よってこれまでの画像診断において,脂肪は存在のみに着目されがちであった。一方で肥満は糖尿病や心筋梗塞,脳卒中の原因となるばかりではなく,癌の発生にとってもリスクであることがわかってきており,画像診断医も脂肪の存在のみならずその意義まで理解しておく必要が出てきた。本特集は脂肪の存在が診断の一助となる疾患についてはもちろん,脂肪細胞の種類や機能についての最新の知見,またイメージング・バイオマーカーとしての脂肪の意義など,脂肪の幅広い知見がわかりやすく説明されている。ぜひ一度ご熟読いただき,明日からの診療に役立てていただきたい。
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