特別企画 放射線科スーパーセレクション2020この発表,この着眼点に注目!
骨髄腫瘍とその関連疾患のMRI
大木 望
1
,
上谷 雅孝
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 放射線診断治療学
pp.374-383
発行日 2020年4月26日
Published Date 2020/4/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000191
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骨髄評価における画像診断の中心は,MRIやPETである。MRIは組織分解能が高く骨髄成分の視覚化が可能であるが,正常でも加齢やさまざまな要因で種々の信号を呈するため,異常所見と紛らわしい場合がある。また,骨髄疾患の画像所見はしばしば非特異的で,補助的診断に留まることも多いが,鑑別診断に重要なポイントを見逃さないことが重要である。本稿では,正常骨髄,骨梁間型転移と造血髄過形成の鑑別,代表的な血液・造血器疾患について,MRI所見のポイントを概説する。
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