特集 関節リウマチの画像診断
関節リウマチの関節病変-MRI-
上谷 雅孝
1
,
大木 望
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科展開医療科学放射線診断治療学講座
キーワード:
関節リウマチ
,
MRI
,
骨侵食
,
骨髄浮腫
Keyword:
関節リウマチ
,
MRI
,
骨侵食
,
骨髄浮腫
pp.663-671
発行日 2018年5月25日
Published Date 2018/5/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000000538
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早期関節リウマチ(RA)において,MRIでは滑膜炎,骨変化(骨侵食や骨髄浮腫),腱鞘炎などが認められる.一方,健常者のMRIでも,軽度ではあるが同様の所見がみられることも知られており,特に高齢者で頻度が高い.手関節のMRIにおける滑膜炎と骨変化の程度をスコア化する方法としてRAMRISが提唱され,多くの臨床研究で用いられている.早期関節リウマチの診断・治療におけるMRIの役割として,臨床診断困難例の診断確信度向上,治療効果判定,予後予測などが挙げられる.
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