特集 関節の解剖を再考する─正常&疾患Case Review─
股関節MRI
大木 望
1
,
上谷 雅孝
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科放射線診断治療学
キーワード:
股関節
,
関節唇
,
MRI
Keyword:
股関節
,
関節唇
,
MRI
pp.32-46
発行日 2020年12月25日
Published Date 2020/12/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002033
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・股関節MRIのルーチンは,広い撮像範囲(両側腸骨稜〜大腿骨小転子)で冠状断像を中心とし,横断像・矢状断像を組み合わせる.
・関節唇の評価は,脂肪抑制プロトン密度強調像やT2*強調像で,関節唇に絞った冠状断像・矢状断像,あるいは大腿骨頸部軸に平行な斜横断像や放射状断面(2Dまたは3D再構成)が有用である.
・関節唇は馬蹄形をした線維軟骨で,臼蓋辺縁の前方〜上方〜後方に存在し,下部は寛骨臼横靱帯(transverse acetabular ligament)が付着している.
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