特集 画像診断医にも知ってほしい放射線治療:画像が担う役割
画像情報の利用:治療計画立案からフォローアップまで
頭頸部癌
茂木 厚
1
,
全田 貞幹
1
1国立がん研究センター東病院 放射線治療科
pp.124-133
発行日 2020年2月26日
Published Date 2020/2/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000132
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頭頸部癌に対する高精度放射線治療では,より精密な標的設定が必要とされる。特に,近年発表された標的設定ガイドラインでは,肉眼的病変に対する幾何学的マージン設定が推奨されており,診断画像における正確な病変の進展範囲の把握がより重要になりつつある。また,フォローアップにおいては,癌の再発・遺残と正常組織の治療後変化を鑑別するうえでの,拡散強調像の有用性について述べる。
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