Japanese
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経験と考察
片側型症候性変形性膝関節症患者のポリエステル製支柱付き膝サポーター装着による歩行パラメータの変化
Change of gait parameters when wearing knee sleeve with polyester pole in patients with unilateral symptomatic osteoarthritis of the knee
戸田 佳孝
1
,
大菅 舞
1
Y. Toda
1
,
M. Osuga
1
1戸田整形外科リウマチ科クリニック
1Toda Orthopedic Rheumatology Clinic, Suita
キーワード:
OA
,
orthosis
,
knee
,
biomechanic
,
gait analysis
Keyword:
OA
,
orthosis
,
knee
,
biomechanic
,
gait analysis
pp.713-716
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei77_713
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は じ め に
内側型変形性膝関節症(膝OA)患者の多くは,一般的に “サポーター” と呼ばれる膝軟性装具を自主的に装着している.
膝OAに対するサポーターの作用機序は固有知覚やバランス機能の改善であるとの報告がある1).Chuangら2)は,下肢の運動制御機能を定量化する測定機械を用いて15例の膝OA患者における動的ならびに静的なバランスに対するサポーターの影響を評価した.その結果,サポーターを装着した場合にはそれを装着しなかった場合に比べて,バランスに関する点数が有意に改善した.この結果より彼らは,サポーターによるバランスの改善は膝OA患者が転倒するのを予防し,日常活動に安心感を与えるために有用であると結論した.
過去のわれわれの研究では,ポリエステル製支柱付きサポーター非装着時に比べてサポーターを装着した場合には,膝OA患者の立位静止時の一秒間に重心が動揺する距離である単位軌跡長が有意に抑制された3).しかし,サポーター装着が歩行時の動的影響については検討できなかった.
近年,歩行解析デバイスAYUMI EYE(早稲田エルダリーヘルス事業団社)が開発されたことで,3軸加速度センサーが搭載されたベルトを腰部に装着することで容易に三次元動作解析を用いた歩行評価が可能となった4).そこで本研究では,AYUMI EYEを用いて膝OA患者に対するポリエステル製支柱付き膝サポーター装着が歩行パラメータに与える効果について検討した.

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