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第2/3世代CAR-T細胞療法
宮崎 友宏
1
1新潟大学医歯学総合病院整形外科
pp.272-272
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei76_272
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CAR-T細胞療法とは免疫細胞であるT細胞にキメラ抗原受容体(chimeric antigen receptor:CAR)を人工的に発現させた細胞である.腫瘍関連抗原に特異的な一本鎖抗体(single-chain variable fragment:scFv)とT細胞活性化シグナル伝達ドメインが融合したかたちをとるのが一般的である.2011年に慢性リンパ性白血病患者に対するCD19を標的としたCAR-T細胞療法の効果が発表されて以降1),改良が重ねられており,CD19陽性の難治性血液腫瘍に対して優れた臨床成績が報告されている2~4).本法においても2019年より保険適用となっており,現在までに5種類の製剤が承認されている.
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