書評
『ナショナルチームドクター・トレーナーが書いた種目別スポーツ障害の評価とリハビリテーション』
帖佐 悦男
1
1宮崎大学整形外科教授/病院長
pp.892-892
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei74_892
- 販売していません
- 文献概要
ナショナルチームドクターやトレーナーがスポーツ障害の診療の実際を紹介する目的に,前作『ナショナルチームドクター・トレーナーが書いた種目別スポーツ障害の診療』の新版として本書が発刊されました.本書では,TOKYO2020や主要大会のメディカルサポートを実際に担当したドクターやトレーナーが執筆されました.日本では,世界規模のラグビーワールドカップ2019日本大会(RWC2019),2020年東京オリンピック・パラリンピック,ワールドマスターズゲームズ2021関西が3年連続で開催された “奇跡の3年” を迎え,国民のスポーツ熱がますます高まり,さらにはFIFA World Cup Qatar 2022,World Baseball Classic 2023が開催され,日本中を感動の渦に巻き込みました.これら日本チームの躍進には,選手の努力をはじめ,それを支える指導者や医師・トレーナーを含めたスタッフのサポートも必要不可欠です.本書はチームを支えてきたナショナルチームドクターやトレーナーが,選手にとってもっとも適切なメディカルサポートを行った経験をもとに執筆されていますので,地域で活躍されているスポーツドクターやトレーナーがスポーツ疾患に遭遇した際に役立つ実用書となっています.
© Nankodo Co., Ltd., 2023