書評
ナショナルチームドクター・トレーナーが書いた種目別スポーツ障害の診療―林 光俊●編集主幹 岩崎由純●編集
武藤 芳照
1,2
1東京大学身体教育学
22008年 第34回日本整形外科スポーツ医学会学術集会
pp.545
発行日 2007年6月25日
Published Date 2007/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101074
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
平成18(2006)年,沖縄で開催された第32回日本整形外科スポーツ医学会学術集会(岡崎壮之会長)で,シンポジウム「求められる競技力向上のためのスポーツドクターとは?」(座長:武藤芳照,福林徹)が行われた.
水泳,陸上,バレーボール,体操,サッカーの5競技のスポーツドクターと各競技の一流選手・指導者のペアによる計10名のシンポジウムであった.スポーツ現場のそれぞれの立場から,同じ目線で,率直に発言し合うことの大切さと面白さを改めて知らされた,記憶に残る意義深いシンポジウムとなった.そこで最も強調されたのは,「スポーツドクターが身体を診るのは当たり前,一人ひとりの選手の心の動きを診てケアしてほしい!」という選手・指導者サイドの声であった.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.